街づくりプロジェクト

先週末のイベントを計画しているなかにどうしても気になるイベントがありました。ソーシャルワーカーに関するイベントです。

宮崎でご縁をいただき、MSW(medical social worker)の皆さんにお話をさせていただいたのを機にソーシャルワーカーについて考えていました。

MSWの仕事って、本来やるべき仕事、もしくは、MSWを目指して門をくぐったみなさんがやりたいと思っている仕事と、現実は大きくかけ離れているのではないかと思うのです。

現実的には、大きな病院で病棟稼働率を意識しながら入退院調整。出来たとしても、退院後の生活をだれが支えるか、在宅医や訪問看護などのコーディネート、もしくは回復期リハでホームエバといわれる自宅の評価というところでしょうか。。

立派な資格で、たくさん知識があるのに、それをうまく活かせる場所がないというのが現実でしょうか。

MSWの勉強させていただくにつれ、その仕事の重要性がひしひしと感じるとともに、現実的に有効利用されていない現状に寂しさを感じました。

MSWが本来やりたい仕事をやるにしても、単独で経済的に稼げない現実があります。お給料をもらって仕事をしていくとすると、だれがお給料をだすのか、いまは大きい病院です。病院のニーズとしては、やはり病棟稼働率。。ということで、そういう仕事にならざるを得ないわけです。

わたしが思うソーシャルワーカーの仕事って、地域の人々が、障害を持っているか持っていないかに関わらず、活き活きと笑顔で生活出来るようにサポートすることではないかと思うのです。
そのひとつに、障害をもっているかたが、普通に自立して生活出来るように、公的、あるいは自助、共助のサポートをするという仕事もあると思うのです。
対象は決して障害があるかただけに限らないと思っています。元気なんだけど、家族が病気で介護で疲れているとか、配偶者がなくなり、ひとりで引きこもっているとか、、、そんなかたをサポートしていくことも仕事のひとつだと思っています。

そう考えると、医者の仕事って、もしかすると、ソーシャルワーカーじゃない?って思い始めたわけです。

そこで、そんな仕事をしているソーシャルワーカー、あるいは、ソーシャルワークの事例を見てみたい..と思った時に、日本人でハワイに移住して、長年ソーシャルワーカーをしている方と繋がりました。

そのかたが先週末東京でミーティングをすると言われるではないですか。。
ハワイでのソーシャルワークの実例を知りたい。。
行かねば。。という思いだったのですが、幹細胞上清療法の勉強会もある。。ということで、わたしの信頼のおけるパートナーに行って頂きました。

パートナーにとっても興味のあることだったようで、二つ返事でOKしてくれました。

ここで得てくれた知識、あるいは感じてくれた情熱で船塚クリニック独自のソーシャルワーキングを展開してくれると信じています。

スタッフが自分で考え、自分で行動できる組織を目指して邁進していきます。
そのスタッフというくくりは、決してうちからお給料をもらっているかどうかではなく、外部の組織のスタッフであっても、プロジェクト次第でくっついたり、離れたりでもいいのでは、、と思っています。

大事なのは、その社会、地域、コミュニティーがハッピーになれること、それをみんなで支えていきます。

ぜひ、一緒に仲間になってください。よろしく御願い致します。