スタッフ募集始まりました。

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こんばんは。宮崎市で在宅医療、統合医療を行っています医療法人 花葉会 船塚クリニックです。
在宅医療を行っている関係で、さまざまな介護施設におじゃますることが多いです。
どこの施設も入居者の笑顔のためによくがんばっておられます。
われわれ訪問診療を提供するクリニックは月に一回か二回だけ、ほんの数十分しか接するチャンスがないのですが、介護スタッフはその何十倍も入居者のかたと時間をともにされます。
そのなかには、自分で食べれないかたの食事介助、入浴介助、排泄介助があります。
いつも笑顔を絶やさず、優しい言葉をかけながら、入居者の気持ちを思いやりながらケアを提供する介護者のみなさんには本当に頭が下がります。

入居者が調子がいいときは、笑顔のためにお世話を提供し、それに入居者のみなさんが笑顔と感謝で応える。それが介護者のやりがいにつながっているのかもしれません。

けれど、入居者はやはりご高齢のかたです。
永遠にお世話ができるわけではありません。

医療的な処置が必要になる時期がやってきます。
喀痰の吸引や栄養の注入、はたまた点滴処置などです。

そんなとき、「施設では対応出来ないので、入院をお願いします」そういわれることが大多数です。

その理由が本人やご家族のことを思っての発言であれば、喜んで同意するのですが、残念ながら、そうではないことが多いのが非常に残念に思っています。

誤嚥性肺炎や脳出血などの突然の病状悪化でご本人、ご家族も心の準備ができていないような状況であれば一刻も早く転送なのですが、徐々に状態が悪くなり、それまでご本人もご家族も入院はしたくない、ここで最後まで過ごしたいと言っておられるようなかたが、どうがんばっても再び元気にはなれないようなときに「施設では対応ができないので。。」と言われても、わたしのほうが戸惑ってしまいます。
施設の方針だから仕方がない。。とご家族に了解を得て入院先を探すのですが、その施設のスタッフはどう思っているのだろうか。。と逆に心配するのです。
その施設を終いの住処として選んでくれた入居者を自分の家族と思って、これまで接してきたであろうスタッフは、ちゃんと最期まで看取ってあげたいのではないだろうか、最期にありがとうってお礼を言いたいのではないだろうか。。と思うわけです。

介護者のやりがいって、入居者が調子がいい時に一緒にわいわいやることよりも、その人の人生の締めくくりをプロの介護者としてきちんとサポートできたときではないかと思っているし、そうであってほしいと信じているわけです。

今年の8月に自分のグループで有料老人ホームを開設しますが、一番大事にしたいのはその点です。

当施設を選んでくださった入居者のかたを家族として迎え入れ、最期まで家族だったらどうしてあげたいかを真剣に考えられる、そんな場を提供したいと思っています。

そんなスタッフとともに仕事をしたいです。
いや、そんなスタッフとともに人生を歩んでいきたいです。

どんな施設にもまけない、ナンバーワンの施設、ナンバーワンの仲間を創っていきたいです。

スタッフ募集を開始しました。ハローワークに求人を掲載させていただいています。
よろしくお願い致します。