都城で講演会です。

船塚クリニック 日高淑晶です。
今日は、3月25日日曜日に開かれるみやざきネクストアグリSpring Kitchenの告知で地元のMRTテレビに出演させていただきました。
台詞がなかったので、めっちゃリラックス出来ました。
(台詞のあった、黒岩さん、成合さん、早川さんご苦労様でした)
50カ所弱の宮崎がほこる農家さん、また、おいしい料理を提供して下さる飲食店の皆さん、医療、農業、食等、生活にかかる話題について講演して下さる専門家が集います。
ぜひ、足をお運びいただき、楽しんでください。

フォーラムも楽しみですが、やはり夜のディナーですね。
霧島酒造さんが協賛してくださっていますので、焼酎飲み放題。なにより県内の有名農家さんから、まだ有名ではないけれど、土作りからこだわって、めっちゃ栄養素の高い、そして、おいしい作品をつくっておられる農家さんの宝物であるお野菜やお肉達をいただき、それが一同に介します。

食材の食べ比べも予定されていますし、12月3日のプレ大会での感想は、野菜のおいしさにびっくりした。。というのが一番多かったですから、味はおすみつきです。

ぜひぜひ、夜のディナーも参加して下さい。

さて、今日はもうひとつの告知です。

3月27日火曜日17時45分より都城のメディカル東部病院でお話をさせていただきます。

というのも、外科医時代の恩師が日本尊厳死協会の宮崎の支部長をしておられます。
まだまだ宮崎では尊厳死が広がっていないというので、在宅をしている私になにかしろとお声がかかったわけです。

その恩師は外科医なのですが、ふつうの病院では絶対手術は出来ない、もう緩和ケアでなにもしないほうがいいといわれるような患者さんでも、少しでも望みがあれば、なんとかしてやろうじゃないか。。という熱い先生でした。

実際、その可能性にかけて、寿命がのび、10年以上たったいまでも元気に通院しておられるかたもありますし、いま、私が「あきらめない在宅医療」という方向に進んでいるのも、その恩師の影響があるおかげだと思っております。

その恩師が「尊厳死」の分野にすすまれたと聞いて、最初は驚きました。
しかし、よく伺うと、「尊厳死」=「なにもしない医療」ではないという信念をもっておられました。
医療者としてはあくまで「治す」ことを求めつつも、患者さんの生活者としての尊厳を大切にする考え方を尊厳死協会の中でちゃんと声をあげたいのだと言っておられました。

わたしも「尊厳死」「living will」「エンディングノート」が医療者にとっての免罪符になってはいけないと思っています。
患者さんにとって苦痛ばかり与えることはもってのほかですが、患者さんが笑顔になる方法が本当にないのか、必死になって考えることを放棄してはいけないのです。

あきらめない在宅医療
 ー死ぬ為に家にかえるんじゃないー

と題して、1時間程度お話をさせていただきます。

ご興味のあるかたはお集まりいただけると幸いに存じます。