こどもの日に、未来のあなたたちへ

明日はこどもの日ですね。そんなタイミングでラジオ放送なので、今回もこどもさん向けに原稿を書いてみました。
 
もしよかったら5月5日 MRTラジオ 936MHz 13時33分ころから 『すいしょう先生のヘルスアップグレード』です。
 
以下、原稿の一部です。
 
ステイホーム週間をいかがお過ごしでしょうか?子供がたくさんいる我が家では小麦粉を買ってきて、うどんやピザ生地を作ってみました。
手作りは楽しいし、それなりに美味しいのですが、やっぱりもちはもちやだなあ、、とプロのみなさんの仕事のありがたみを日々実感しております。
さて、今日は子供の日ですね。毎週火曜日のこの時間に5分弱、皆さんの貴重な時間を頂いていますが、子供さんにとっては、火曜日のお昼なんて、今回のコロナ騒動がなければ、学校に行っている時間ですし、通常の連休だったら、外出をしていたことでしょう。いま、このタイミングでみなさんとラジオでつながっているのは奇跡的だと思います。
いまからなにか素晴らしいことを伝えるから、よかったね。。という話ではありません。
 
大人も子供も平等にあるものってなんでしょう。
 
その一つは時間です。
 
お金持ちのひとや社会的地位のあるひとは1日が30時間も40時間もあるわけではありません。
みんな平等に1日24時間です。その時間をどのように使うかはそのひと次第です。でも、その使い方にはいろんな制限が生まれます。お金があるかどうか、材料があるかどうか、知識があるかどうかで出来ることと出来ないことがあります。それは自由ではありません。
 
では、大人も、子供もみんなに許された自由ってなんでしょう?
 
それは、心の反応です。
 
みんなに平等に与えられた時間のなかで、いろんなことが刻一刻と起きると思います。その出来事に対して、どんな気持ちを持つかはだれにも邪魔されません。
今、世の中で起こっていることに対しては自分一人ではどうしようもないかもしれませんが、そんな出来事にどのような心持ちで対応するかは自分で決めることができます。
 
新型コロナウイルスって聞くだけでなんだか怖いよね。怖いっていう思いで頭が一杯になると、明るい気持ちや前向きな気持ちになれないものです。人間の感情って、そんなものなのです。
でも、それって心が苦しくなっちゃうし、全然楽しくないでしょ。
どうすれば、明るい気持ちや前向きな気持ちになれるのかな。
 
すいしょう先生は初日の出を見るためにライト一つで真っ暗な山道を登ったことがあります。まわりに何があるか分からない道を歩いていくのは、とても怖かったですが、向うべき頂上があること、そして、すこしでも先を照らすライトがあったこと、そして一緒に登る仲間がいたことで前にすすむことができました。
そして、なによりびっくりしたのは、真っ暗な中ではあんなに怖かった山道が、明るい中で見渡すと、なんでもなかったということでした。
いま、新型コロナという見えない相手と戦っています。目をつぶってしまうと、ただ怖れに頭が埋め尽くされてしまいます。
みんなも知識というライトを手に取ってみてください。
一人一人のライトは小さいかもしれないけど、みんなのライトをあわせて、太陽みたいに世の中を照らしていきましょう。
これまでは新型コロナウイルスを封じ込める『ゼロコロナ』の考え方が主流でしたが、みんなの知識が増えてきて、共に生きる『with コロナ』にすこしづつ変わってきているようです。
 
Withコロナの時代になるよって言われて、どんな気持ちになりましたか?
よーし、自分にできることはやってみよう。そんな気持ちをたくさんの人が持てるようになったとき、そのときが私たちのゴールかもしれませんね。
 
こどもの日、みんな元気に成長してくれてありがとう。
よかったらお父さん、お母さんに大きく育ててくれてありがとうって言ってみて。