メディアの仕事ってなんだろう。

私たちは新型コロナウイルスの何が怖いのでしょう。
 
わたしも怖いです。
 
なにが怖いかというと、新コロのことや、いま何が起こっているか十分情報が掴めないまま、社会の空気が固まってしまうということが怖いです。
 
スペインやニューヨークで、死者が急増している、人工呼吸器が足りない。医療スタッフが今にもつぶれそうだ。。
 
そんな情報を聞きながら、片方で今日の新規感染は100人越えだ。。とかという情報に接します。
 
すこし疑問に思うのです。
毎日でてくる100人のかたが、みんな重症で酸素が必要で、人工呼吸器が必要なのでしょうか。
新規感染のうち、何人が無症状なのか知りたくありませんか?そして、その無症状の人たちは、入院して、どのような経過をとるのか知りたくありませんか?
もしかすると、無症状の人たちはそのまま無症状のまま、退院しているのかもしれません。そして、その人達は免疫を獲得しているのです。不謹慎かもしれませんが、あえていうと、うらやましいです。
 
軽症者については、私たちがイメージしている「軽症者」とは定義が異なるようで、「酸素吸入までは必要ない」かたが軽症者とされているようです。患者さんのきつさは相当なものらしく、無症状のかたと同じくくりにするのはすこし乱暴かなとも思いますが、治療法としては、対症療法らしいし、今回の東京の措置でも、無症状、あるいは軽症者は病院に入院ではなく、ホテルなどの宿泊施設での療養に変わったところをみると、許容出来る範囲と考えています。
 
もし、新規感染者100人のうち、8割のかたが無症状あるいは軽症者であるとすると、その人たちは、まわりに感染させないように隔離するだけで、残りの20人のかたに治療を集中させればいいわけです。
 
たしかに、自分がその20人に入ったらどうしよう。。そう思いますよね。
 
けれど、4月7日の新規感染者80数名のかたは、すべて無症状あるいは軽症だったと舛添さんが発言していました。(いろいろ調べましたが、それを裏付ける情報はありませんでした)
 
いま、日本で感染が広がっているCOVID19とヨーロッパ、アメリカで猛威をふるっているCOVID19が本当に同じものかを検証しなくてはなりません。
 
もし、同じものであれば、ほとんど無症状あるいは軽症であるという事実はなぜなのかを検証しなければいけません。
 
そこが科学というものではないでしょうか。
 
メディア、あるいは政治に関わるみなさんにとって一番大事なのはなんでしょう。
 
本当にこわーいウイルスで、アリが巣穴から一歩も出て来ないように、一定期間じっと息をひそめておくだけでなんとかなるのであれば、黙って従いますが、なんだかぼやっとした情報で「まんじゅう怖い」を聞かされてるんじゃないかと思う人間もいます。
 
優れたメディアあるいは、優れた政治家のみなさんは先を見通す力があると思うのです。
 
一定期間じっとしていて、いまはしのげるかもしれませんが、次のウイルスが来たらまた同じことをするのでしょうか?
バイアスの入らないたくさんの情報を届けて、市民が自分のことばかりではなく、社会のこと、相手のことを思いやって行動ができるように雰囲気を作っていくことが大事なような気がします。
 
そういうメディアを育てるのは市民一人一人です。いまはSNSがあります。ひとりひとりがメディアになれる時代です。たくさんの情報を仕入れ、自分のバイアスにかけずにその情報を分析し、自分の哲学とともにその情報を発信する。
 
それがこれからの時代だと思います。