国民一律10万円
新コロの重症化因子ってほんと?
新コロに対する心がけ。。新しい視点
健康リテラシーが問われています。
やっぱり新コロの型は違う。
論文がないと信じられない。。という人もおられます。そういう人も居た方がいいです。自分の直感を信じるという人も必要ですし、だれがなんと言おうと怖いものは怖いというのも、それもありです。
人間ってこうあるべきって型にはめること自体がどこかで苦しくなっちゃいます。
まあ、そんな話はさておき、やはりヨーロッパ、アメリカで流行している新コロと日本をはじめとするアジアで流行している新コロは型が違うという発表です。
ただただ怖い怖いではなく、冷静に対応しましょう。
https://www.pnas.org/content/early/2020/04/07/2004999117
そして、私たちが作るべき雰囲気ってどんなものなのか、もう一度考えてみたいと思います。
同じものをみたり、聞いたりしても、自分のみたいように、聞きたいように受け取ります。
『ただただ怖い怖いではなく、冷静に対応しましょう』
の言葉をどう受け取られましたか?
怖がらずに、経済を回すためにそんなに自粛しなくてもいいんじゃないか。。ととられましたか?
今の社会の空気の中で、『自粛をすることは社会を殺してしまう』と声を張り上げることは、自分は気持ちはいいかもしれませんが、言葉尻をとって、なんの対策もとっていない人たちが、『自粛はんたーい』と動き回るきっかけになりかねません。
いまはやはり『Stay at Home』です。
ですが、いまのままでは、社会が、文明が死にます。
リーダーはstay at home and think social aggressiveです。そして、Let's take a riskだと思います。
県が無症状者、軽症者の受け入れ施設を準備してくださるのなら、検査をすすめて、社会的な安心を提供するのも一つだと思うのです。
PCR検査を増やすことは保健所の負担を増やすかもしれません。保健所だけに任せるのではなく、みんなで協力しあえるはずです。
PCRの感度は確かに問題ですが、正確性よりも、いまは社会の不安をとることを優先すべきかもしれません。
PCRにかかる時間も短縮できるキットもあります。韓国で行なわれたドライブスルー式を導入するにはどんな問題があるのでしょう。解決出来る問題なのか、出来ないのならなぜ出来ないのかを知りたいところです。
東京でおきていることが地方でもおきてしまってからではまた別の対応をとらざるを得ません。
いち開業医ですが、自前で発熱外来をせざるをえないかと考えていますが、それをすることは、たくさんの犠牲を払うことを覚悟しなくてはなりません。
宮崎で第一例目の新コロ患者さんを診察した開業医の先生のインタビューをみましたが、かなりの風評被害で苦しまれたようです。その先生も、公か医師会で発熱外来をお願いしたいと言っておられました。
当番制で担当すれば、少なくとも風評被害は免れます。
少なくとも、いまの対応でウイルスが自然といなくなるとは考えられませんし、社会の空気は変えられません。
市民のみなさんが実感出来る安心がないと、この空気は変わらないでしょう。
自粛することが目的ではありません。
いま、社会はなにを目指しているのでしょう。
ウイルスを絶やすことでしょうか?
ウイルスと共存することでしょうか?
各自がやるべきことは置かれている立場で一人一人違うと考えています。
それぞれの立場で、何のためにその行動をとるのかを考えてみましょう。
Why you do, What you do.
メディアの仕事ってなんだろう。
介護のみなさん、がんばれ!
今日は火曜日。週に1回のラジオの日でした。
今日の内容はここ数日FBで述べさせてもらっていることでした。
緊急事態宣言をうけて、スペインやニューヨークのように東京のみなさんが地方に避難してウイルスを拡げる可能性があること、自治体が自立して対策を練る必要があるのではないかというお話をさせていただきました。
街を封鎖しない限り、『東京』が地方でも起こりえます。
北海道がうまく封じ込められたのは、あのタイミングで比較的たくさん感染者がでたため、みんなが北海道に行かなくなったことがベースにあり、かつ、道民のみなさんが不要不急の外出を控えられたかただったのではないかと考えています。
ダイヤモンドプリンセス号は物理的に下船を許されませんでしたが、公共交通機関は動いていますし、移動することは可能ですし、安全なところに身をうつしたいという気持ちも分かります。
そのようなかたは是非、「もしかすると持っているかもしれない」という意識をもち、自分の行動に責任を持って頂きたいと考えています。
さて、今日も本業である、訪問診療に出かけました。
基本的に月に2回、訪問します。
薬を処方しに行く訳ではなく、体調不良は起こっていないか、体調不良に移行しそうな兆候はないか、また、なにかしらの症状に対して薬を処方していれば、その効果を確認し、薬の量や種類を調整するために訪問しています。
なかには体調がすこぶるよく、あまり変化もないというかたもおられますし、この時期に月に2回の訪問が本当に必要か。。と私の方から提案することもありますし、患者さん側から提案されることもあります。
症状が落ち着いていない場合は、いままで通りのほうがいいのではと説明しますが、確かに在宅医療導入当初は月2回以上必要だった患者さんでも、訪問回数を減らしてもいい患者さんもおられます。
これまでも、ただなんとなく訪問していたわけではなく、せっかくお金をいただいてサービスを提供しているわけなので、心臓や肺の音を聞いて、体調変化のチェックだけでは申し訳ないと、一緒に歌をうたったり、つぼを押してみたり、気を入れてみたり、お腹のマッサージをしてみたり、関節を緩めてみたりといろいろして来た訳ですが、もしかすると今はそんなことはせずに、早く帰ってほしいと思っておられるかもしれず、、だとすると、月に2回定期的に訪問するのがなんだか自分勝手なような気もするし、実際、ここ数日はいやがられる雰囲気になってきています。
地方でもこれなので、もしかすると東京はこれが顕著なのかもしれないな。。と思った次第でした。
ただ、訪問診療については患者さんも、ご家族もお医者さんだから、ちょっと言いづらいみたいで、まだ面と向かって「こないで」とはあまり言われません。
ヘルパーさん、マッサージ、訪問入浴、訪問看護についてはかなり肩身の狭い思いをされているようです。そして、それとともに、収入も右肩下がり。
せっかくチームで支える在宅医療ができつつあったのに、うつされるかもしれない。。という疑心暗鬼のために、がんばっていた介護事業所もつぶれかねません。
コロナ問題が終息したあとに、またみんなで在宅医療をしよう。。となっても、そのプレイヤーがいないということになります。
自粛に伴う飲食店の落ち込みや観光業界の冷え込みも深刻ですが、弱者をサポートする人たちも経営が逼迫しています。それも、支えようとしていた人たちから「来ないで」と言われるのです。その人たちの心はどう感じるのでしょう。
ヘルパーさん、マッサージ、訪問入浴、訪問看護みなさん、感染させないように気をつけています。利用者のみなさんの「うつされたらどうしよう」という気持ちも分かります。
お互いを信頼し、助け合うという空気が必要なのではないでしょうか。